お疲れ様です。ドクターサイクルでございます。
先日お預かりした自転車について修理メモ的な事を。
お預かりしたのはコチラ↓
パシュレーという英国のブランドのビーチクルーザー？っていうんですかね。レトロな雰囲気のガッチリしたいい感じの自転車です。
ご依頼の内容自体は後の泥除けが干渉してホイールが回らないというもの。泥除けを固定してるボルトなども消失している模様。
結果、ホイールを固定しているナットがゆるんでホイールがずれた事が原因だったのですが、固定し直そうとするとナットが潰れていました。ここまでは割とよくあるお話です。
在庫のナットに交換しようとすると……は、入らない。
因みにこちらの自転車、スターメーアーチャーというこれまた英国の歴史あるメーカーのハブ（ホイールの真ん中の部品）を装着してます。マニアックというほどでもないんでしょうが、珍しいです。
こちら、左がそのスターメーアーチャーに付いていたナット。右がごくごく一般的な自転車のナットです。
両方とも外径は自転車によく使う15mmのレンチで回せます。が、どうやら内径（軸の径）が違ったようです。まじですか……
一応書いておくと普通の一般自転車の後輪の軸径は3/8インチ(約9.5mm）ですが今回のスターメーアーチャーの後輪は13/33インチ(約10mm）でした。
なんなんでしょう、この嫌がらせのような規格。自転車屋さんでは常識なんですかね？しかも日本の自転車の規格って英国の規格に則ってると聞いた事があるんですけど。
いやはや勉強になりました。
お客様には事情を説明し、部品を取り寄せ。１週間くらいかかってしまいました。
（実は更なるトラブルが他にもあったのですがまたの機会に）
と、いう事でスターメーアーチャーの純正ハブナット、数個余分に取り寄せたのでお困りの方がおられましたらば、少しだけ在庫あり〼
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