皆様お疲れ様です。今年は梅雨長いですよね?ドクターサイクルでございます。
今回は自転車屋さんで「修理を断られた」というお話を聞いたのでその事を。
コチラの写真。先日いただいたご依頼なんですが、なかなか年季の入った折り畳み自転車です。
「もう20年ものなんですけど...」とご来店いただきました。
ご依頼内容としましてはブレーキがちゃんと動かない。というのと諸々のメンテナンスを。ということで、結果的には全体的にメンテナンスをやりつつブレーキワイヤーとパッド、それにタイヤとチューブも前後とも交換という作業になりました。作業自体はごくごく普通の内容です。
後から伺ったお話では、当店へご来店いただく前にも数件の自転車屋さんを訪ねられたそうですが、修理を断られてしまっとのだとか...
では、なにゆえに修理を断られたのかを考えてみたいと思います。
前提としてお店によって営業方針や考え方、考えた上で出す答えは様々なので「修理を断る」という事に対してとやかく言うつもりはありません。
まずはポジティブに考えるならお店の親切と捉える事が出来るでしょう。
その心は修理費用と新車の購入価格を比べると...ってやつですね。
実際今回の修理費用もあとちょっと上乗せすれば、安価な自転車であれば買えるくらいの金額にはなりましたし。
ネガティブに考えるならお店側の都合と捉える事も出来るでしょう。
その心は単純に新しいのを売った方が楽やし確実であるという事ですね。特に古くなった自転車にはもう手に入らない部品が使用されていたりする事もありますし、ちゃんと修理出来ないかもというリスクを背負う事になります。
と、いう感じでお店側の本心なんてものは想像は出来てもわからないんですよね。すいません、丸投げしてしまいました。
横柄に感じるお店でも良い仕事をするお店もあるでしょうし、親切なんだけれども残念な仕事をするお店もあるでしょうし。
さらに言うならどんな業界でもよほどわかり易い例でもない限り、プロの仕事の良し悪しを一般ユーザー様が判断するのは極めて難しいでしょう。というかプロ同士でも難しいですよね....
結局のところはお店とお客さんとのお互いの信頼関係というところが大事なんでしょうねぇ。
はい、話がとっ散らかって参りましたが、極端な話、自転車はフレーム自体に問題がなければ修理は出来ます。最悪は部品を交換すればいいわけですから。
当店は修理屋ですので店主のワタクシのスキルが追っつけば基本お断りする事はありません。
ただ残念ながらフレームに損傷があったり、何かしら代用の効かない部品が手に入らないとかお断りせざるを得ない場合もあります。
あとは自転車の購入価格に修理費用、さらには愛着、それらにまつわる思い出などなどをお客様ご自身で天秤に架けていただいた上でGoサインを頂ければ善処いたします。
まだまだ開店から約半年。お客様から信頼を得られるだけの実績も持たない当店ですがコツコツとやっていきたいと思っております。
また他の自転車店さんに見られても恥ずかしくない位の仕事は心がけて参る所存でございますので、なんなりとご相談を賜れば幸いでございます。
と、いうお話でした。では今回はこの辺で。
自転車修理・メンテナンス専門店
【ドクターサイクル】
京都市中京区壬生賀陽御所町22-2
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