お疲れ様です。京都は四条大宮より自転車修理のドクターサイクル店主でございます。
久々にいただいたお仕事を紹介いたします。
こちらは修理後の写真ですが、ダホンという折り畳み自転車で有名な自転車のホイールです。14インチというサイズで、手のひらサイズとまではいいませんがリュックサックに入る程度には小さいホイールです。
こちらは修理前の写真。スポークが5本程度ポキポキと折れています。
自転車のホイールは色々な形がありますが基本的にはハブ(赤い印側)に引っかけて(通して)、ニップル(青い印側)でネジ止めをしています。
スポークが折れる原因は経年による金属疲労や、何かにぶつかったとか、主に2パターンと思われますが、経年劣化で折れる場合はだいたいハブ側から折れる傾向があります。
ところがお話をうかがった所、特に事故があったわけでも無く、経年劣化というには使用期間も1年程度と短い割にニップル側からたくさん折れていますね。
折れた箇所だけを補修という手もありますが、今回は20本中5本も折れている事から全部交換した方がいいだろうという事でスポークを新しく張りなおします。
バラしたスポークです。ねじ山の途中から折れています。おそらくですが、これは適正な長さよりも短いスポークでホイールが組まれているので、丁度いい所までねじがかからずに負担がかかったのであろうと思います。
なので元々のスポークよりも2mm長い物を使って組みなおしましたら、まあまあいい具合になりました。
あとスポークの材質も元はステンレス製(錆びにくいけど折れやすい)でしたので、丈夫であろう材質の物に変更してあります。(星スポークのスターブライト)
と、いうわけで今回は14インチという普段あまり触る機会のない作業でしたので、色々考える事もありましたが、これでスポーク折れが再発しない事を願います。
ではまた次回に。
【ドクターサイクル】
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