ドクターサイクル 店主のブログ

自転車修理・メンテナンスの専門店です。京都は四条大宮近くで営業中です。

D.I.Y。

お疲れ様です。京都は四条大宮より自転車修理のドクターサイクル店主でございます。

 

最近修理で持ち込まれた自転車で「なんじゃこりゃ?」という事が続いたのでその事でも。

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まずこちら。

ブレーキシュー(パッド)が何もかも間違っています。

規格、向きなど。規格が違うのでちゃんと固定できずに「まあ、いっか(^^♪」てなものでしょうか。固定するナットを手で「えいっ!」としめただけでした。ちゃんと工具を使ってしめなきゃダメです。

ちなみにこちらはお客様がなんかブレーキがおかしいとの事でお持ち込みでしたが、ご家族の方が修理(出来ていない)されたようです。よくぞご無事でした。

 

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続いてこちら。

いわゆるママチャリの前輪です。これも組付け方がめちゃくちゃです。いくつかある金具にもそれぞれ役割がありまして「収まればOK⤴(^^♪)」というわけでは決してありません。

こちらは見た感じ新しいんですよね。しかもちゃんと自転車屋さんのステッカーが貼ってあるし...そんなまさかと。これがお店(プロ)の仕事のはずがない。とお客様に伺ったら1度ご自身で外した事があるようでしたのでよかったです。(よくないけど。)

 

 

と、いう感じで他にも色々あった気がしますが一旦こんなもんで。

 

今回の記事の主旨はこれらのD.I.Yをバカにしてるわけではありません。ほんまに。ミスや失敗をしない人はいないので。

 

基本的になんでもやってみるのは良い事なんじゃないかと思っています。

 

ただですね、これは命にも係る事ですので、やってて何かおかしいと感じたり、ちょっとでも自信が無いのであれば素直に認めた上で、是非とも何処かしらでプロの目によるチェックを依頼していただきたいと思います。事故が起きてからでは遅いので。

 

あれは誰が言ってた言葉か、「人が信用を失うのは失敗した時ではなく、失敗を認めなかった時だ。」的な?

 

何でもそうですか何かをやるうえで自信を持つのは大事かと思いますし、素晴らしい事ですが、自分を疑うの事も同じ位に大事な事かと個人的には思っております。

 

ワタクシが行う作業ですら失敗なんか絶対しない!と言い切れるわけもありません。(当然ですが失敗せずにやる事が大前提です。)

 

ですので偉そうに語ってしまいましたが、お客様の目線でも当店の作業に何か不備、違和感などを感じるようでしたら是非とも遠慮無く教えてくださいませ。

素直にやり直しますので。よろしくお願いいたします。

 

ではまた次回に。

 

【ドクターサイクル】

 京都市中京区壬生賀陽御所町22-2

(075) 366-8360

https://dr-cycle.com

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