お疲れ様です。つかみの文章が思い浮かびません。ドクターサイクルでございます。
オーバーホールキャンペーン、値上げをさせていただいた上で続けさせていただいておるのですがありがたい事に数件ですがご依頼いただいております。
先月、先々月にお引き受けした分は全件いわゆるスポーツバイク（ロード、クロスバイクなど）でしたが今回はシティサイクルのオーバーホールをさせていただきました。
作業後の写真です。
20インチの小径車です。「シティ車をフルメンテナンスするくらいなら新車が買えるやないか！」とかそんな寂しい事はまあ言わずにおいて下さい。
ある程度どんな自転車でもちゃんと手を掛けてあげればご機嫌に走ってくれるんです。その自転車のポテンシャルというのは確かにありますが、全然メンテナンスされていない高級車よりもよほど快適に乗れるようになるはずです。
前回紹介したようにスポーツ車と同様にちゃんとバラバラにしていっこいっこ点検します。
今回はハンドルポストに固着がありましたので後半分から進めまていきました。ハンドルの固着にはその間オイルを浸透中。
皆さんご存じのKURE556を流し込んで一晩寝かせば無事抜けました。
フロントフォークも抜いて様子をチェックします。
ハンドルポストもそうですがBB内部も錆びていました。特にグリスなどが塗られていた形跡が見当たりません。
完璧とは言いませんがある程度まで錆を落としてネジ山の修正もしておきました。
こんなネジも修正しておくと今後のメンテがしやすくなります。
各部品も出来るだけ磨いて
グリスもちゃんとつめておきます。
そんなこんなでワイヤー、チェーンなどの消耗品は交換しつつ組み立て直して完成とあいなります。
ちなみにこちらの自転車は中古でご購入されたそうですが、幸せな自転車ですね。大事にしてもらって長生きしてほしいものです。ご依頼下さりありがとうございました。
あと気になるのはオーナー様には関係のない話ですがこの自転車もそうですし、比較的新しい自転車でも必要な場所に必要なグリスなんかが塗られていないという事がしばしばあるという事です。
グリスが塗られていないからといってもバラしてみないとわからない事ですし、そのまま乗っててもまず違いには気がつかないでしょう。
ですがのちのち修理がしにくくなったり、自転車の寿命は確実に縮んだりします。
ので、何といいますか、自転車は買い替えれば安心。ではないというお話です。
当店、どこよりもちゃんとやってます！などとは言いません。ですが店主の能力が及ぶ範囲で出来るだけ丁寧に作業をさせていただきます。
あとシティサイクルのオーバーホール作業は個人的に結構好きです。ご興味持っていただける方おられましたら是非ご相談からお待ちしております。
ではまた次回。
自転車修理・メンテナンス専門店
【ドクターサイクル】
京都市中京区壬生賀陽御所町22-2
(075)366-8360
＊自転車に関するお困り事、お気軽にご相談ください。
